RULE

先斗町まちづくり協議会では、まちの誰しもが守るべき決まり事・自主規制としての『先斗町町式目』を策定しています。この先斗町町式目は、先斗町らしさを守るため最低限、守るべき規則です。

先斗町町式目に加え、先斗町まちづくり協議会は、京都市の様々なルールに基づいて運営させていただいております。おおまかに、先斗町での景観に関する行為に対し意見交換を行う「地域景観づくり協議会」制度と、先斗町地区にかけられる「先斗町界わい景観整備計画界わい景観整備地区」という景観上の規制の２つが、先斗町の町並み景観維持保全再生を支える柱となり、京都市と連携しながら、「先斗町らしい町並み」を維持継承しています。

【先斗町町式目】

さて、先斗町には、ここに居るだれしもが、魅了されてしまう、ある独特の雰囲気がある。

そのことを追い求めるのは、程よく滑稽なことで、過ぎれば無骨である。もちろんそのだれもがそれを追い求め、見詰めているのであるから、とても解明健康なことであり力強い。ただ、だれしもが、ということは、無限な方向性をも傍らに置いており、それは、先斗町が喜んで招き入れたことではあるものの、すこし、それらここに対する喜びの表現を無方向に向けたままに集約し、それぞれが、さらに「らしさ」を強めて、先斗町を先斗町たらしめてくれんことを望んで、更に、花街先斗町が未来永劫のここの美しさであることを望んで、「先斗町　町式目」を定める。

立誠自治連合会

立誠まちづくり委員会

先斗町まちづくり協議会

先斗町七ケ町町内会

はじめに

先斗町通りを中心とする界隈は、京都の花街の一つであり、高瀬川開削後木屋町通りの発展と並行して３００年以上にわたり京都の繁華街として繁栄を続けてきた場所です。お茶屋街として成立した通りは同時に住宅地でもあり、そこでの営みを継続してまいりました。その先斗町界隈は、花街特有のお互いにお互いを意識し合い、それぞれが他人の視線で自分を磨くということが大切にされてきた場所でもあります。また、同業、同種の商いをするものが一つの地域に集団で住まい、そして商うという職住一体の生活方式のもと、冠婚葬祭時や災害時の相互協力・相互扶助や日常での近隣同士の相互協同作業などのよき風習や習慣がありました。

しかしながら、時代の流れと共に花街先斗町の風情・昔からの先斗町の景観は荒廃し、それを改善するべく、今日までいくつかの対策が講じられてきましたが解決には至りませんでした。そこで、先斗町界隈が属する立誠自治連合会まちづくり委員会主導のもと、先斗町七ヶ町町内会長と４人の世話人が中心となり、先斗町七ヶ町・町内会の団結組織『先斗町の将来を考える集い』（平成２１年１１月）が結成され、その後、拡大・発展する形で、『先斗町まちづくり協議会』（平成２３年１０月）が立ち上がりました。この会は現在、自主的な活動も含め、行政組織からの条例等による規制を要望・実現する事を中心に、先斗町界隈を今後も風情ある京都の町として、京都の五花街の一つとして、その良い性格を維持発展させ、新しく発生してくる諸問題の集団での解決を目標として活動しております。

そこで、町内会自らの手で自らの町内を守っていくために住まう者・商う者の原理や原則を踏まえ、町内会員が取るべき行動の規範と範囲を「先斗町町式目」として制定することになりました。「先斗町町式目」の式とは、法・規則のことであり、目とは条目の事であります。従って「式目」とは、『箇条書きされた規則』ということになります。地区内の全員で考え、全員で定め、全員で実践していくためのものであります。

※この条文としての先斗町町式目は、先斗町まちづくり協議会の活動にあわせ、条を追加・改定するという方式を採用します。

以下、各項目はPDFにてご覧ください。

先斗町町式目

https://drive.google.com/open?id=0B_nTnKBUIK0pNWttcGgwbGMwX3c

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【京都市の制度】

京都市地域景観づくり協議会制度に関して

http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000167984.html

先斗町地域景観づくり協議会

http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000126448.html

先斗町地域景観づくり計画書

http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000126/126448/pontocho_keikakusho.pdf