堀先生~このまちのために、できること 連続セミナー第10回~

先斗町のまちづくりのために、いろんな分野のいろんな人からお話を聞いて勉強しよう!ということで2016年から始めた「このまちために、できること 連続セミナー」、ホットなトピックがあるときや講師の先生が偶然入洛される機会を狙って不定期に開催させていただいておりますが、今回で10回目となりました。講師の先生は、10回の記念にふさわしい・東京大学の堀繁先生です。

今、先斗町通でホットなトピックといえば、何をさておき「舗装」です。

無電柱化工事(=電柱地中化工事)に伴い、舗装も張り替えます。電柱の地中化が完成した後の話なのでまだまだ先のことではありますが、京都市の予算などの関係で、早々にデザイン等どうするか考えなければなりません。

京都景観フォーラムさんに依頼して、京都市の関係課と協議会メンバーを中心に舗装検討会議を何度か開催させていただきましたが、なかなか前に進まずに困っていたところ、舗装といえば堀先生!の堀先生が、なんと東京からセミナーのために来て下さることになりました。

堀先生は著書『景観からの道づくり』で先斗町の以前の舗装を大変高く評価してくださっております。セミナーでも「最高の舗装」などと大変お褒めいただきました。導入としてまちにとっての舗装の重要さからわかりやすくご説明いただき、先斗町の以前の舗装の素晴らしかった点を理論的に項目に分けてお教えいただき、大変勉強になりました。人が良いと思うものは良いし、良いものには理由がある。その要素を明確にすることで、工夫したりアレンジしたり、より良いものにすることができる。それは舗装だけでなく、まちづくりやまちそのものを考えるときにとても重要なことです。

堀先生のセミナーをうけ、未来の先斗町の舗装を、前以上にわたしたちが愛せるものに、また通りを歩いてくださるみなさまに愛されるものにできるよう、継続して検討していきます。



堀先生が「名作」と言って憚らない、平成2年の先斗町の舗装です。

先斗町まちづくり協議会

京都五花街の一つである先斗町の町並み・景観の維持を目的とした、先斗町まちづくり協議会の公式ホームページです。

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